隔離―故郷を追われたハンセン病者たち

<FI関西より>
キャンパーとして「交流の家」建設運動に深く携わり、後に医師となった徳永進氏による、ハンセン病快復者の話をまとめた一冊。
学生時代にワークキャンプを通じ、ハンセン病患者を療養所へ強制収容する「無らい県運動」 が故郷・鳥取県で徹底して行われたことを知り、衝撃を受ける。
同郷の快復者の元を訪れ、一人ひとりの体験を聞くことで見えてくる、「終生強制隔離」の姿とは。
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■著者:徳永進
■文庫: 306ページ
■出版社: 岩波書店
■ISBN-10: 4006030436
■ISBN-13: 978-4006030438
■発売日: 2001/9/14



故郷の人々、最も親しい家族にも拒絶されるという悲しみを背負い、病苦と闘うハンセン病者たち。医学生の頃から彼らに深い共感を抱き続けた著者が、長島愛生園など五カ所の療養所を訪ね、同郷の元患者一人ひとりの話を聞く。「故郷が同じならなつかしい…」と半世紀の沈黙を破り語られた、「終生強制隔離」の隠された真実。


FIWC関西委員会

FIWC関西委員会は、日本のハンセン病療養所や韓国をはじめとする海外のハンセン病定着村、災害発生地などでワークキャンプを行う団体です。 奈良にある"交流の家"を本拠地に、大阪・神戸・京都などで活動しています☺